用途
AI と開発していると、要件が複数のチャットに分散しがちです。今回維持すると決めた動作が、次の変更では見落とされるかもしれません。OpenSpec は要件、設計、タスクをプロジェクト内のファイルにまとめ、AI に実装を依頼する前に計画を確認できるようにします。
CLI と複数の agent skills を組み合わせた、仕様に基づく開発ツールです。エディターを替えず、普段の AI 開発ツールから利用できます。公式プロジェクトは MIT ライセンスでソースコードを公開しています。
利用場面
機能について何度も話し合う場合、作業が複数のチャットにまたがる場合、明確な受け入れ条件がある場合には、OpenSpec を試す価値があると考えます。要件がプロジェクトに残るため、作業を再開するときに確認できます。
一文の修正なら、変更計画を一式作るほうが直接直すより手間になることもあります。変更の大きさに応じて使うかどうかを判断できます。これは公式文書に基づく編集者の見解であり、当サイトによる実測や性能比較ではありません。
使用例
Agent Skills の一覧を追加するなら、まず AI に次のように伝えられます。
Agent Skills の一覧をどう作るか、一緒に検討してください。自作と外部から選んだ Skills を掲載し、分類での絞り込みと日付順の並べ替えをしたいです。先に要件を整理し、まだコードは書かないでください。
公式クイックスタートでは、変更を次の五つの段階で扱います。
- 探索: 要件を話し合い、既存コードを調べ、方法を比較します。この段階ではコードを書きません。
- 提案: 変更理由、要件、タスクを記録します。技術的な判断が必要なら設計文書も作ります。
- 人による確認: 実装前に範囲と受け入れ条件を確認し、計画を修正します。
- 実装: AI にファイルに沿ってタスクを進めてもらいます。
- アーカイブ: 完了した要件を主要な仕様に反映し、変更の記録を残します。
探索を直接呼び出す場合、Codex では $openspec-explore、Claude Code では /opsx:explore を使います。呼び出し方はツールごとに異なるため、初期設定時の案内と対応ツールの文書を確認してください。
制限
仕様は人が確認する必要があります。要件が誤っていれば、ファイルに記録しても誤ったままです。OpenSpec は AI の正確さを保証せず、ソフトウェアのテストや人によるレビューの代わりにはなりません。
対応プラットフォーム、導入方法、コマンドはバージョンによって変わることがあります。ここでは Codex、Claude Code、Cursor、GitHub Copilot を例示しています。完全な一覧は公式文書で確認してください。
導入方法
npm で導入する場合は、まず Node.js 22.12.0 以降があることを確認し、ターミナルで次を実行します。
npm install -g @fission-ai/openspec@latest
openspec --version
バージョンが表示されたら、対象のプロジェクトに移動して初期化します。
cd your-project
openspec init
your-project を自分のプロジェクトのパスに替え、案内に従って使用する AI ツールを選びます。その後、AI に要件の探索や変更提案を依頼できます。公式には単体インストーラーや Homebrew などの方法もあり、単体インストーラーは Node.js を必要としません。ほかの方法や更新手順は公式の導入案内を参照してください。